小さな葉っぱにたくさんつまった
栄養素。
オリーブの葉には幅広い薬理特性を持つ「オレウロペイン」が最も多く含まれています。オレウロペインとは、オリーブの葉に特異的に含まれる「ポリフェノール」の一種で、「実」にも含まれていますが、特に「葉」には多く含まれています。オレウロペインは、幅広い薬理特性成分があり、抗酸化効果・抗炎症効果・動脈硬化の予防から、抗がん剤・抗菌剤・抗ウイルス剤としても機能すると結果が出ています。また、生活習慣病予防としても注目されており、糖尿病・肥満改善にも効果が認められています。
オレウロペンの6つの可能性
1.癌の予防・治療効果
近年では末期ガンにも効果があると証明されている。またがん細胞の発生を抑制するだけではなくがん細胞自体の自殺(アポトーシス)を促進する物質「カスパーゼ」を活性化させる作用も確認されています。
2.抗菌・抗ウイルス効果及び免疫力の向上
菌やウィルスに感染しにくくする効果があり、体内に入っても増殖を防ぎます。
3.抗酸化作用
全ての病気の原因と言われる「活性酸素」や「フリーラジカル」に対して免疫効果があり、アンチエイジングが期待出来ます。
4.抗炎症効果
2015年の慶應義塾大学の研究では炎症の発生を抑制し、抗炎症作用効果があり腫れやウイルス性の症状に効果があると発表されました。
5.血圧を下げる治療薬の可能性
2017年に西安交通大学(中国)の研究により高血圧の治療においても重要な治療薬となる可能性があると発表されています。
6.アルツハイマー予防
オレウロペインにあるポルフェノール類は、脳機能向上に効果があることは有名ですが2006年のパトラス大学(ギリシャ)の研究発表によるとアルツハイマー型認知症にも効果があると発表されています。
※ファイトケミカルは植物に含まれ、色素・苦味・香り・渋み・えぐ味などを作る成分。近縁では「第7栄養素」として注目をされています。
代表的な物は、ポリフェノール類・カロテノイド類・フラボノイド類・テルペン類など約1万種類以上が確認されている抗酸化作用の高い成分です。